下諏訪宿から塩尻峠を越えて洗馬宿へ
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和田峠を越えて下諏訪に到着したのが10月末であった。 いよいよ木曽路に向けての再出発である。 雪や氷の季節に入ったので春を待とうとも思ったが、好天が2,3日続くという予報に刺激されて、現地に問い合わせをした。 鳥居峠はまだ殆んど雪がないという。 急ぎ準備して出けた。
大きな切妻、大きな屋根が特徴の本棟造りと呼ばれる立派な家が次々に現われる。 木の本場である。 しかも棟飾りに、この地方独特の大きな雀踊りが付いている。 格式を誇るというその形は様々である。。
塩尻峠は穏やかであった。 道で会った地元の方が、つい最近あの山に熊が出たと、指差しながら話してくれた。 この頃の熊は冬眠しなくなったらしいとも。 峠の展望台からは諏訪湖越しに八ヶ岳や南アルプス、そして富士山まで姿を見せてくれた。
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同じ信州とはいっても、文化はやはり少々違うようである。 下諏訪から岡谷に入り、さらに塩尻峠を越えると、切妻破風が美しい本棟造りの大型民家がどんどん増えてきた。民家好きにはこたえられない地域である。 木曽路の香りが漂ってくる民家好き |
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洗馬宿入口近くで |
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塩尻宿陣屋跡の笑亀酒造の蔵 |
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堀内家住宅の破風にある格子窓 |
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塩尻宿を出たところにある国重要文化財の堀内家住宅。 ゆるい勾配の屋根、妻壁の木組と
深い軒そして巨大な雀おどり(棟飾り)は本棟造りの典型といわれる 大変な迫力である |
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桔梗ヶ原のぶどう園 |
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洗馬駅の跨線橋が見える これがでこぼこ道ならば、昭和30年代の風景だろう |
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まもなく雪に埋もれるであろうカラマツ林が夕陽を浴びていた |
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