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ゆっくり・きょろきょろ 旧北国街道・旧北陸道を歩く 
旧北陸道 その

能生宿-青海宿
  
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区間 宿場間計算距離 GPS測定値 歩数計 備考
能生漁港-能生宿 km 1.21 km 2,112
能生宿-梶屋敷宿 9.31 10.16 15,608
梶屋敷宿-糸魚川宿 4.61 5.32 6,519
糸魚川宿-青海宿 6.77 7.75 11,966 青海宿:青海駅入り口
合計 20.75 km 24.44 km 36,205
高田宿からの累計 55.87 km 66.14 km 104,024
追分宿からの累計 190.50 km 213.37 km 316,093 GPS測定値と歩数には、寄り道、道の間違いロス分を含む
 map   
2010年5月
   
旧北陸道(加賀街道) 能生宿から梶屋敷宿、糸魚川宿を経て青海宿まで
                                   三日日も、まったく穏やかな日本海  
             
  
  
  
  
                                              防波堤のバス停はシェルター型
  
 好天を狙ってやってきたのだが、あまりに穏やかな海と快晴続きで、いつも日本海はこうなのか、と誤解してしまいそうである。 海と山の境界を行く旧北陸道だが、3日目は能生から糸魚川に入るまでほとんど海に近い道であった。 国道か、旧北陸線跡の自転車道を歩くところも多かった。
                             
                             
                             浦本駅  もちろん無人駅である
             
                      海岸沿いの建物  板壁が印象的 
                
早川橋からの焼山方面
    この早川を渡るときに、芭蕉はつまづいて裾を濡らしたので、しばらく干して乾かしたと、曽良日記は書いている

  
                                        梶屋敷駅・
  
  
                                     しっかりした屋根と板壁がこの辺りの家の特徴か
  
                                切妻の木組は信州の民家を思わせる
        
                                          
  
                           糸魚川の巨大な、現代の雁木  
  
                                        糸魚川の老舗旅館
  
                                 糸魚川宿本陣跡の蔵元・加賀の井酒造
  
 

糸魚川・静岡構造線を越える
        
  糸魚川に入ると、久しぶりに大きな町に来た気がする。本陣跡がはっきり表示されているなど、街道の雰囲気も残っている。 糸魚川からの塩の道、松本街道も本陣近くから分岐している。 両街道脇に、いろいろな旧蹟があるようだ。

 翡翠にも関係する地質や渓谷など、フォッサマグナに関連する24か所を指定した、糸魚川ジオパークなるPRも進められている。地質のデパートといわれているようで、行ってみたいところも多いが、街道歩きのついでというわけには行かないようだ。 しかし、歩いて来る途中に見えた、弁天岩は海底火山だったらしいし、残雪の焼山はフォッサマグナ最北端の活火山という。標高は2400メートルで、妙高山より少し低いが。また、今回の最後、きれいな石を拾った青海海岸でも翡翠は見つかるそうだ。 あれは、やっぱり本物か。

 中山道を歩いたときの下諏訪から塩尻あたりでも、フォッサマグナの西端、糸魚川・静岡構造線を跨いだので、東西文化の境界に、その違いを探した。そのときは、直接実感できる差は感じられなかったが、塩の道と言葉などの文化の分布に関係があることを知って興味深かった。 今回も、ここで東西文化の境界を越えることになるので、少々調べてみたいと思うのだが、なんといってもこの先の親不知の難所越えに気をとられている。次回、青海から親不知への出発前に、もう一度糸魚川を訪ねて、覗いてみたいと思っている。

 そして、どこか途中の海岸で、まぎれもない本物の翡翠の原石発見の幸運にも恵まれたいものである。


 
      
                          これも糸魚川の巨大な現代の雁木
  
                  
   
                           姫川の流れ 姫川大橋から 旧道からは北陸新幹線のコンクリートが邪魔をして
       このようには見えない
  
     
                                    この巨大なコンクリートが、建設中の北陸新幹線の橋梁
                                                         これが、旧道からの視界の邪魔をしている
    
    
                                    ここを走る北陸新幹線の窓から山々は見えるのだろうか
                                   
                                    青海宿
                                              
                                         
                                           青海の海岸 先に見えるのが親不知方面
                               ここでも、翡翠は見つかるそうだ
    
                                              青海海岸で拾った石  本当に翡翠ではないのか
  
今回は青海宿で終了 
                                   帰りのほくほく線からも美しい田と残雪の山並みが見えた
  次回はいよいよ親不知・子不知越えである
  

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