旅日記-わが青春の1ページその2  北海道一周 第17日   長岡駅ベンチ・長野  


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1960年(昭和35年)8月10日(水)      涼しくて気持ち良いくもりときどき雨         masu
                                    今日の地図

眼を覚ましたのは長岡駅「観光ベンチ」。 夜行列車が着くたびに目を覚ましたが、どうやら夜が明けた。 70円也のおすしを買って長野まわりの上野行きの列車に乗る。 上野行き列車に乗るのは、青森からこれで三度目。 久しぶりにトランプを始める。 
 車窓から見る田園風景はちょっと変わっていて面白い。 米どころだから一面の田んぼはもちろんだけれど、畦道(水路伝い)に木が植えてあり、その木の形が面白い。 ヒョロヒョロ伸びた上の方に少しだけ葉がついている。 実物はもちろん写真や絵でも見たことがないけれどフランスの郊外にこんな風景があるんじゃないかな<ある。ボク行ったことがあるんだ>
 昨日は油井のヤグラがあちこちに立っていて夜になってからは天然ガスが燃えている炎が見えた。 もったいない。直江津、高田を過ぎればもう水島は帰ったも同じだ。 だけど黒いなぁー(イヤ これは雑音)。<升谷ぐらいだ> 右に見える妙高には白雪も望まれる。 ポーカーもトゥーエイトも片付いて列車は「予定通り」遅れて長野駅に到着。
 「車」ですぐに水島宅へ。 水島のご両親はじめみなさんにすっかりお世話になってしまう。 雨模様。 9年ぶりの銭湯へ案内される。 空いていて気持ち良い。 まだ昼すぎて間もないが夕方と間違えてしまいやすい。
 夕食後、おじさんといろいろ話をする。 疲れが出たのか皆眠そう。 いまにもコックリを始めそうな奴もいる。別館、いや別荘で最後の夜を眠る。 おやすみ

(追記) 入浴後、浴衣姿でおもしろい、おもしろい活動写真を見る。 現代の科学でも解決できぬほど不思議なものをテーマにした映画。

蛇足
「畦道(水路伝い)に植えてあり、ヒョロヒョロ伸びた上の方に少しだけ葉がついている」木について
masutaniのページ参照

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