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2003年7月5日号

半夏生(ハンゲショウ)の群落です
「半夏生」とは、夏至から11日目(7月2日ごろ)のことです。 この頃に花が咲くので、この名が付いたということです。 葉の一部が白くなるので「半化粧」というとの説もあるようです。 まるで、季節外れの雪化粧をしたような見事な群落です。
半夏生が咲いたとの情報が入り、さっそくかけつけました。 5月28日号のこのページでご紹介したカワセミのいる横須賀市YRPの水辺の公園です。 保護のために普段は入ることが出来ない場所ですが、半夏生が咲いている期間はボランティアガイドさんのご案内で見ることができます。
どうしても見たいと言う家内を連れて再訪し、一日に二回もお世話になってしまいました。
下の写真を見てください。 花だけではなく、葉の一部が白く染まっていることがお分かりでしょう。 地味な花なので、受粉のための虫を呼ぶために葉の一部も白く変色させ、花が終わると葉は元の緑に戻るのだそうです。
先週行ってきた秋田県の山間部でたびたび見かけた「マタタビ」も、葉の一部を白く染めていました。こちらは鳥を呼ぶためだそうです。


それぞれの写真をクリックすると大きい画像が出ます (この画面に戻るには、ブラウザー左上の「戻る」ボタンを押してください)
まるでペインティングしたようですね 湿地の植物で、ドクダミ科です。そばの池には「スイレン」が咲いています。 半夏生の向こうに茂っているのは「ヒメガマ」です。  これだけ群生しているのはめずらしいとのことです。 近くに咲いていた「オカトラノオ」です。 これも近くに咲いていたケシ科の「タケニグサ」です。

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