冬の奥能登に触れる
輪島・曽々木
2006-2


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輪島の朝市は雪に震えた。
前日輪島に着いたときには、まったく雪がないので驚いたが、今朝から雪に変わった。
おばあさんたちからは、寒いので店を出すかどうか迷ったという話が聞こえてきた。殆んどがお年寄りの店だ。吹きさらしでの仕事はさぞつらいことだろう
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能登に塩田があり、今も流下式で作り続けられているとは知らなかった。
珠洲市の海岸で、すだれを使ったかん水製造と大釜での荒炊き作業を見せてもらった。
これだけで酒の肴になりそうな、味のあるおいしい塩である
能登のいたるところで繰り広げられる夏祭り、秋祭りで担がれるキリコは切子灯籠をつづめた呼び名という。青森のねぶたや秋田の竿灯にもつながり、日本海側の庶民文化の奥深さと広がりには感動する
祭りをぜひ見たいものである
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御陣乗太鼓の迫力はすざまじい。上杉謙信の能登攻めのとき、太刀打ち出来ない軍勢に、村人が奇怪な面をかぶり、海草を身につけて太鼓を打ち鳴らして追い払ったという。真に迫った乱舞太鼓は数千におよぶわが国の大小太鼓グループの頂点に立つというが、納得だ
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白米(しろよね)千枚田の雪景色を撮るのが今回の目的の一つだったが、雪のかけらもない。 翌朝には雪景色となったはずで、わずかなタイミングのずれが残念だ。一枚の田はとても小さい。機械が入れないのでボランティアも手伝って人力で維持しているという。夕陽と雪との組み合わせが面白ろそうだ この日、神戸空港開港セレモニーのニュースが聞こえてきたが、ここは地方空港経営難の例に登場する能登空港である。羽田からひとっ飛びで奥能登に入れるのは驚きであったが、一日2往復の羽田便だけでは経営が成り立たないのは当然だ。除雪車が9台も並んで待機していた

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